2006年09月23日

「夜のピクニック」

購買とは全く関係ないが、「夜のピクニック」を読了。(ひさしぶりに書きますが、その間本を読んでいなかったわけではありません。書く気がしなかっただけです。)

一昼夜で80Kmを歩き通す「歩行祭」という行事に参加した、高校生達を描いた作品で、最近文学作品をあまり読んでいない心が渇いている(?)身にも非常に面白かった。「本屋大賞」はだてじゃない。

実は私が書きたいのは、本の内容そのものよりも、「歩行祭」のような一見馬鹿げた、無茶な行事についてである。

私が参加したことのあるこの手の行事で一番は、大学ボート部の時の「札幌・砂川往復石狩川大遠漕」である。どのぐらいの距離なのか良くわからないが、おそらく往復200Kmぐらいではないかと思う。途中公民館や、旅館などに泊まりながらだが、ずっとレースをしながら川を上って下るという行事である。

今でも一番鮮明に覚えているのは、一日目のレース(一番下流なので、流れが遅く、従って漕ぐ距離を長くとられる。2時間レースもあった。)を終えて船をつないだ後、食事ができる間での間に江別の街へ繰り出したときのことである。

皆でまず銭湯へいったのだが、手のひらはまめだらけで、痛くてしょうがないので手の甲で髪の毛を洗った。その後、腹が減って仕方がないので、中華料理屋でラーメン、弁当屋で弁当、パン屋でパンを買い食いし、宿舎にもどって夕食を食べた。二時間ほどの間に普段なら四食程度になるであろう量をほとんど例外なく皆が食べたのである。この時私は、体力に対する考え方を根本から変えなければならなかった。

いつも疲れた、限界だと思っている程度の疲労なんて、実は体力の限界でもなんでもないのだ。人間は自己防衛本能や、怠け心を必ず持っているから、能力ぎりぎりまで体力を使うことはなかなかできないのである。勝手に自分で限界を設けているのだ。

競技スポーツの選手はその限界を超えなくては、強くなれない。それを超えるためには、日頃の地道なトレーニングで少しずつ限界を押上げてゆくのも良いのであるが、無茶な行事で一気に無理矢理超えてしまうというのも案外良い方法なのである。(ただし、体を壊す危険性もある。)事実それ以降「距離」に対する心理的な不安がなくなったため、自分の限界はそれ以前に比べて遥かに高度になったのは間違いなかった。

何が言いたいか、もうお分かりだろう。

実は仕事もそうなのである。イベントやプロジェクトなど、短期集中で無茶な量の仕事をこなすと、「仕事の体力」も限界を超えて成長することができるのである。(ただしこっちの方はあまり長く続けると「心」を壊してしまう危険性がある。)

本とは全く関係ない話でした。しかし最近ないなー、こういう、「嫌だし怖いけれど、わくわくする」ようなの。
posted by 継之助 at 07:09| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ばいやーの図書室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月22日

変わっているのでしょうか?

最近、読んだ本の感想をアップしていないのには理由がある。私は活字中毒者だから、本なしには生きて行けない。つまり本を読んでいない訳ではない。

ただ、新しい本を読んでいないだけなのだ。

大体、私は気に入った本なら十回以上繰り返し読むこともある。「西部戦線異常なし」なんておそらく二十回以上読んだ。他にもそんな本がいくつかあるし、そこまで行かなくても気に入ったなら、最低三回程度は読むので、なかなか新しい本には入って行けないのだ。

というのは言い訳で、ちょっと新しい本に取り組む気力がないというのが本当のところかもしれない。たたかうばいやーなんて名乗っているのだから、もっともっと勉強せねばならない。

もっと気力を!

そしてもっと刺激を!
posted by 継之助 at 23:08| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ばいやーの図書室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月14日

「稼ぐアフィリエイターはブログが違う!」

「稼ぐアフィリエイターはブログが違う!」読了。
このブログを設置しているSeesaa BLOGの関係者が書いた本である。別に広告収入で食っていこうなどとは考えていないが、ブログで稼ぐということに興味があったので、購入してみた。

実質3時間程で読んでしまったが、はっきり言ってこの本からは殆ど得るものはなかった。

ブログで稼ぐためには、アフィリエイトを中心に内容を構成せざるを得ない訳で、そんなことが私のブログで出来る訳もなく、するつもりもない。

ただ、サラリーマンの副業が会社にばれるのはなぜかという記述のみは参考になった。住民税の納税方法に気をつけなければいけないそうだ。会社としても副業で稼いだ分まで住民税を負担させられてはたまらない。

ところで、別に副業はやっていないのだが、この前ちょっと気になって私の会社の労働協約と就業規則を調べてみたら、何処にも副業禁止とは書いていなかった。田舎の工場に行くと、家業と兼業の人ばっかりいたりするが、それでなのだろうか?
posted by 継之助 at 08:41| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ばいやーの図書室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月15日

「パレスチナの声、イスラエルの声」

「パレスチナの声、イスラエルの声」読了。

どうにも読後感が悪い内容であった。イスラエルの軍事行動や入植活動がパレスチナ人のテロを招き、そのテロがまたイスラエルの軍事行動を招く。負の連鎖とは正にこのことだ。

お互いが同じ土地を自分の国であると信じて止まないため、妥協の余地が殆どない。

ここまできたらもはや一つのパレスチナにお互いが混在するのは、不可能であろう。別々の国を建てて壁を隔てて住むしかない。

もともとは隣接した土地に住む、非常に近い民族(同じ出自であるという説もあるぐらい)なのに、宗教が異なることでこんなにも憎しみ合わなければならないとは。

一つだけここで言っておかなければならないことがある。パレスチナ人の自爆テロについて、「どんなことがあろうとテロは許されない」というのは簡単だが、それは論理的に間違っているということだ。軍事力で圧倒的に勝る相手に対し、パレスチナ人にはテロしか戦う手段がないのだから。戦争状態にある国や地域に於いて、正規軍同士の戦いのみを戦争の手段として認めるという考え方を、アメリカやイスラエルが信じるのは自由だが、戦争には本来ルールなぞない。
posted by 継之助 at 23:07| ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | ばいやーの図書室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月12日

「成果主義の真実」

「成果主義の真実」読了。

たまたま図書館で手にとったので読んでみたが、ちょうど四月から会社の人事制度が変わっていたので、勉強になった。

成果主義というと、数字としての結果で給料が全て左右されるような印象があるが、そういう「素朴な成果主義」というのは日本ではかなり少数派のようだ。その他に「プロセス重視型成果主義」や「分離型成果主義」という分類があって、どうやら私の会社の人事管理はこのどちらかに属するもののようだ。(まだ自分の会社の制度を詳しくは知らない。)

それよりも、人事管理と仕事管理が両方ともうまく機能するしくみが出来ていないと、人事管理だけを成果主義にしても会社はうまくまわらないというのが、良く理解できる。

成果主義には管理職層の給与を一定額で押さえ込むのが目的であるという、もう一つの側面がある。これは何となく理解していたが、はっきりと根拠を明示して書かれると、あまり良い気分ではない。

要するに競争に勝てば良いということだが、同僚と限られたパイを奪い合うというのは、だれだって愉快な気分にはなれないと思う。
posted by 継之助 at 23:12| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ばいやーの図書室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

e-learning

ある事情でe-learningというものをやることになった。受講案内を見ていると早速問題が。

「Machintoshには対応しておりません。」と書いてあるではないか。そんなの聞いてなかったぞ!家でできないじゃないか。

仕方が無いので会社でやることに(一応業務なので問題なし)。仕事が終わって疲れ果てたオヤジの脳みそに果たしてe-learningは効果あるのだろうか?などと人ごとの様に考えながら始めてみると、これが面白い。

準備不足で音が出せなかったのだが、「画像」「音声」「文字」をうまくオーバーラップさせて教材を作ってあるため、スムーズに頭に入ってくる。(ああ、大学の講義がこんなだったら、今頃弁護士になっていたんじゃないだろうか?)進捗度も画面に表示される。あっという間に全体の10%も進んでしまった。

2ヶ月で3教科というのを2セットやらなきゃならないので、こんなことで喜んでいられませんが、これならなんとかなりそう。

しかしちょっと前に流行った、マルチメディアっていう言葉はMachintoshの為にあるようなものだったのに。次はいよいよWindowsへ転向かと悩んでいるのであった。
posted by 継之助 at 06:38| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ばいやーの図書室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月05日

「なぜ資本主義は暴走するのか」

「なぜ資本主義は暴走するのか」読了。
内部統制に関するセミナーが流行っているが、それを受講する前に読んでおくと良い本かもしれない。原題は「Origins of the Crash」で、別に資本主義そのものに対して疑問を呈している本ではなく、90年代末のアメリカにおける歪んだ資本主義の暴走を描いている。

前後関係がよくわからないと、なんだか内部統制ではアメリカが進んでいるような気分になってしまうが、実はそうではないことがよくわかる。何のことはない、アメリカでは経営者のモラルが崩壊して何でもありになってしまったため、仕方なくSOX法を立法し、制度でがんじがらめにしただけなのだ。

アメリカの後を追っかけてこれがグローバルスタンダードだなんていうのが、いかに馬鹿げたことであるかが良くわかる。

ただし、日本語の本としての出来は別。著者の問題なのか、訳者の問題なのか、はたまた私がアホなのか?ともかく読みづらい本であった。(決して難解ではない。)
posted by 継之助 at 23:06| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ばいやーの図書室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月27日

「入札激震」

「入札激震」読了。副題は「公共工事改革の衝撃」とある。

一般競争入札と指名競争入札ぐらいは知っていたが、入札とはあまり縁がない業種でバイヤーをやっているため、入札に関する知識はあまり多く持っていない。

ただ、お役所がどうやって入札条件を決めて行くのかについて、興味があったので読んでみた。私の勤めている企業でも電子入札を検討したことがあるのだが、その際、そもそも参加企業に対して提示する入札条件をきちんと定義することが難しいのではないかということが話題になった。

例えば設備投資案件の発注の場合、付き合いの長い相手を最初から指名して、「適当に」見積もりをとり、それをベースに追加仕様やら値引きやらすったもんだのあげく、価格が決まるというようなケースも多い。そんな訳で技術部門が入札条件をきちんと定義できるとは思えなかったのだ。

お役所が入札条件を決めるための大前提として、公共工事の設計は施行とは別の会社に事前にさせるということがあるようだ。(これも入札の場合が多い。)なるほどそれでコンサルティング会社が一杯あるのだ!これならかならずしもプロばかりがそろう訳でもない、お役所でも施行の入札条件は決められる。

しかしながら、最近はお役所も楽ではないようだ。価格だけではなく、技術提案の評価も総合して落札者を決める方式を採用した場合、当然その技術提案を評価する力が求められる。

また、極端な安値で落札して、手抜きをする会社が出てこないように歯止めをかけなくてはならない。

かくして仕組みはどんどん複雑化して行くのだ。嗚呼!
posted by 継之助 at 22:52| ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | ばいやーの図書室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月23日

「イスラエルという国」

イスラエル・インフォメーション・センターというところが出版した、「イスラエルという国」という本を読了。本というよりはパンフレットの分厚いのといった方が良いかもしれない。

なんでこんな本を手にしたかというと、私には一つの疑問があったからだ。どうしてイスラエルとアラブゲリラ(ちょっと古いか?)はあんなに長い間戦争状態を続けることができるのか?

政治的な問題ではなく、単に経済的な問題として捉えると、こいつはなかなか興味ある問題だ。忘れている人も多いかも知れないが、戦争は金がないとできない。ところが、イスラエルにもパレスチナ自治区にも石油は出ない。他に目立った産業もない。(厳密にはダイアモンドの加工などあるにはある。)つまり自分で戦費を調達することが不可能なのだ。

イスラエル政府が発行していると思われるこの本には、その答えの一端がはっきり載っていた。イスラエルは、アメリカからの借款で貿易の赤字を埋めていたのである。武器だけではないだろうが、結局人から金を借りて、その金で貸してくれた人から武器を買って隣人と戦争をしている訳だ。

アラブゲリラ側はどうしているのか、更に興味が湧いてきた。
posted by 継之助 at 22:56| | Comment(1) | TrackBack(1) | ばいやーの図書室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月18日

「財界とは何か』

「財界とは何か」菊池信輝 著
昨日読了。

経済同友会、日経連、経団連、日商など、いわゆる財界の成り立ちとそれぞれの違い、また現在に至までの活動経過を比較的分かりやすく書いてある。政界や官界との関係についての考え方は、ユニークで、この著者は戦後日本は主に財界の影響を強く受けて動いてきたとの考えを持っている。

しかしながら、いわゆるバブルやその後の失われた10年まで、財界の迷走に責任を追わせるのは、あまりに酷な気がする。確かにそれを表向き主導した政界に深く食い込んでいたとしてもだ。

ただ、この本を読んで以降、もう少し財界トップの発言に興味を持たなければと思ったのも事実だ。その発言に一貫性が見られないとき、国民としては注意しなければなるまい。
posted by 継之助 at 06:31| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ばいやーの図書室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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