2008年08月02日

挨拶ができない!

倉布 惇さんのバイヤーズ・クロスロードの記事を見て、友人の言っていたことを思い出した。

その友人は日系の会社から、外資系の会社へ転職し、MBAホルダーでもあるバリバリのビジネスマン(やや意味不明)である。三十代で既に数百人の部下がいる。

一緒に飲んだ時、その彼が「いやー継之助さん、私は毎朝駅から会社の用意した通勤バスにのるんですけど、いつも運転手さんのすぐ後ろに乗るんです。そうすると分かるのですが、殆どの人間が運転手さんに挨拶をしない。腹がたって腹が立ってしょうがないんですよ」というではないか。

彼曰く、「挨拶は人間としての基本で、そんなことが出来ない奴が仕事ができる訳がない」ということなのだ。だから彼は、毎日大声で、バスの乗り降りをする時、運転手さんに挨拶をする。

私が学生時代に運動部に入部してすぐのある日、コーチをしている先輩が、新入部員全員を集めて言ったことがある。「お前ら、なんで挨拶をしない?」

すると誰かが「まだ先輩の顔を覚えていないものですから」と言い返した。コーチは烈火の如く怒りながら言った。「馬鹿野郎!そんなこと言ってるんじゃない。体育館に来たら、皆に挨拶すればいいんだ。それが常識ってもんだろ」

思えば私たちは幸せだった。常識の無いことをすると本気で怒ってくれる先輩がいたのだから。

私は今でも朝夕、会社のあるビル(何十社も会社が入っている)のセキュリティゲートを通る時、警備員の方に声を出して挨拶をする。お取引先の方が来たら、キチンと頭を下げて挨拶をする。電話の最初には、「いつもお世話になっております」と言う。コーヒーサーバーの補給に来てくれた人がいれば、ドアを押さえて手伝いをする。

それが常識ってもんだ!
posted by 継之助 at 08:35| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ばいやーの怒り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月13日

お前なんかバイヤーじゃない!

継之助はばいやー関連の仕事をしているのだが、時々、いや割合でいうとこちらの方が多いといえるぐらい、「売り込み」の仕事をする。先日も「営業」をすることになった。

相手はある会社のバイヤー。というかある会社のバイヤーのはずだった。

同行した同僚が商品の詳細な説明をする。継之助はその商品のコンセプトを時々付け加えて説明する。その相手はバイヤーであるはずだった。

数時間に渡るプレゼンの最後、我々の努力は全くの徒労に終わった。なぜなら、相手はその商品の購買を決定する能力も、権限も持ち合わせていないことがわかったからだ。

「予算がないな。そりゃあ高い。ちょっと上に説明できない」そういう言葉が最後に我々に浴びせられた。

あのなあ、上に説明できないんだったら俺たちを呼ぶなよ。何回同じ事を説明してると思ってるんだ?

ありゃバイヤーを名乗ってはいけない人間だな。もう相手にするまい。


posted by 継之助 at 00:29| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ばいやーの怒り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月06日

リーダーシップ2(その後)

以前の記事に書いたプロジェクトが先日終了した。組織の外からの委託を受けてのプロジェクトだったため、きちんと総括会議を開いて今までの反省や今後の課題もフィードバックをし、プロジェクトの終了というか完了を宣言して、終了という段取りをとった。

総括会議では、こちら側の担当者からオーナーサイドの体制に対し、かなり辛辣な意見が出ていたのだが、「まあ、今後は考えます」ということだったので、「これにてプロジェクトは全て終了としますが、よろしいですね?」と確認した上で会議を終わりにした。

するとわずか二日後に、オーナーサイドの担当者からこちらの担当者に、「xxの機能がないが、あれはどうなっているのか?」との問い合わせがあったとのこと。こちらの担当者は「全ての機能について、過不足がないかどうかの承認を得た上で、先日プロジェクトの終了を宣言した。従ってこれからは追加仕様となるので、正式にオーダーをもらえないと動けない。」と原則論を突きつけた。全くこの原則論は正しいと思う。

実は総括会議には、オーナーサイドの最高責任者たる人物が出席していなかったのである。「他に用事ができた」との理由で。この会議はその人物の為に開かれた、といっても過言ではないのにである。

このプロジェクトは最初から最後までリーダーシップ不在であったのだ。だから、こんなだらしのないことになるのである。今後のこともあるし、ここは原則論で突っ張りとおすことに決めている。
posted by 継之助 at 06:52| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ばいやーの怒り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月30日

世界一のブーデーの隣席になってみろ!(怒)

某月某日、久々の海外出張から帰還。間に二日だけあった休日以外は、殆ど移動し通しのハードスケジュールであった。まるでツール・ド・フランスの選手のようだが、選手は移動が仕事なのに対し、こちらは移動が終わった後に仕事が待っているわけである。

午前中にある国で仕事を済ませ、午後には別の国に移動して打ち合わせをするなんて、国際派ビジネスマンみたいだが、こちとら只の疲れ切った親父なわけで。顔はそれ相応に仕事をする体勢に入っているが、心はどちらかというと沈みがちで、体はそれにもましてボロボロである。

まあ、「一回で済ませますか?二回に分けますか?」という親切な駐在員の配慮を、面倒くさいからという理由で、一回で済まそうとした自分が悪いので何も言えないのだが、これだけは言いたい。

シンガポールから隣に座ったデブ、俺もデブだが、お前のは度を超えているぞ。そこまで行くと国際線エコノミークラスでは犯罪だ。しかるべき金を払って、さっさとビジネスクラスへ行け!さもないと俺がビジネスクラスへ行くぞ、この野郎!

ああ、最初からそうすりゃ良かった。

教訓:「バイヤーは堂々とビジネスクラスで出張せよ!」
posted by 継之助 at 23:23| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ばいやーの怒り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月21日

バイヤーが土曜日を100倍有効に使う方法

このくそ忙しい時に土曜日を半日つぶして、ボランティアとして会社のOB会に参加した。

事務局としての仕事はさほど苦にはならないが、休日をつぶされるのがつらい。しかも会費まで払わなくてはならないというのはどういう事だろう?

出席しているOBは、元バイヤーまたはそアシスタントの方々であり、直接見知っている人は数人に過ぎない。従って懐かしくもなんともない。OB会の手伝いをOBから依頼されるのであれば、仕方がないが、運営すべてを現役が仕切らなくてはいけないというのは、根本的におかしいと思う。あげく、他の会場がよいとか、会場の配置が気に食わないとか、集合写真を撮影するタイミングが悪いとか言う奴は我々後輩を奴隷だとでも思っているのだろうか?

それはともかく、既に八十歳を超えているOBと話していると、戦後すぐの購買の状況を聞くことができた。当時、資材の割当は切符制になっており、購買の仕事はその切符を持って、サプライヤーにデリバリーの割当を頼みに行くことだったそうだ。(こういう状況では価格交渉なんて無意味である。)そのOBはセメントを入手するためにわざわざサプライヤーの工場まで出かけてゆき、割当の交渉を行っていたとのこと。交渉が終わり、割当の約束を得てやれやれと職場に戻ると、いつまでたってもセメントは届かないそうだ。

サプライヤーは、もっとしつこい他の企業にセメントをまわしてしまうのだ。確かに貨車に積み込まれたことを証する「甲片」をもらうまで、サプライヤーの工場を後にすることはできないのだ。

最後にOBは「現在も資材が入手困難になっていたり、長納期化したりしているんだろう?資源戦略というのは、これからもっと重要になるんじゃないか?」と言っていた。全くその通りである。皆忘れているが、日本は現在、鉱物資源が石灰石を除いて殆ど存在しない。非鉄鉱山や炭坑の閉山により、戦中戦後の混乱時よりも更に状況は悪化している。

一方世界では鉱物資源(鉱物だけではないが)の奪い合いというか囲い込みが始まっており、これは一私企業の問題ではなく、国家レベルの問題となっている。日本は資源に関して、国家としてあまりにも無策で、戦略がないのではないだろうか?

一私企業の一バイヤーの立場で、国家戦略に対しどのような働きかけができるのか?私は今結論を持ち合わせていないが、考え続けなくてはなるまい。

さてここからが、土曜日を100倍有効に使う方法です。

緊急告知!

第九回購買ネットワーク会を2月24日(土)に開催いたします。
申し込みはこちらから!

熱い議論と、仕事に立ち向かう勇気をあなたに。
posted by 継之助 at 10:22| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ばいやーの怒り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月06日

手数料って何?

新年を機に携帯を換えた。小銭の持ち歩きに悩んでいたし、通勤では私鉄なのにJRでの近距離出張が頻繁なので、「おサイフケータイ」機能付きの機種を選んで、早速使い始めた。

チャージの際のデータ通信料金が気になるものの、確かにこりゃ便利だ。(根拠はないが、なんとなくカッコいいし)

それは良いのだが、今まで使っていたSuicaイオカードが不要になったので、「返却」を行う際に気になることがあった。下記URLに「払い戻し」の方法が書いてあるので読んでみてほしい。
http://www.jreast.co.jp/suica/use/charge/index.html

Suicaイオカードは購入の際に、2000円の対価を払うが、1500円分しかチャージされていない。残りの500円はカード自体のデポジットである。従って500円はカード「返却」の際にJR東日本から返金を受けられるはずのものである。そしてそれは確かに満額返金される。

ところが、チャージ残高の「払い戻し」には手数料が210円かかるというのだ。たまたまモバイルSuicaに加入するためにHPを隅まで読んでいたから、良かったものの、いきなり窓口に行ったらどういうことだか解らなかったと思う。結局私は、駅にある店でSuicaを使って雑誌を購入し、最後の一円までチャージ分を使い切ってからカードを「返却」し、「払い戻し」を行わなかったため、手数料は払わずに済んだ。

駅員は私のカードを受け取り、チャージ分が0円であることを確認すると「500円玉」を釣り銭入れから取り上げて、私に手渡しした。チャージが残っていた場合も、駅員が行う作業は同じである。従って、「返却」に関わる駅での作業にかかる手数料はチャージがあろうとなかろうと、同額であるべきだ。そしてそれは同額の0円なので問題はない。

チャージが仮に210円あった場合、「そのチャージ分を戻す作業が210円かかる」から210円はJR東日本の手数料になるのであろう。はっきりいってそれはずいぶん高い。駅で私がチャージを行うのには、30秒もあれば済んでしまうのだから。

が、百歩譲ってそれは妥当な手数料だとする。すると、210円以上のチャージが残っていた時は定額の210円だが、210円未満1円以上のチャージ残高の時には変額制で、しかもチャージ残高が少なければ少ないほど安い手数料で済むことになる。これには根拠がない。いくら払い戻すのであろうと、手間は同じであるからだ。

あくまで想像だが、おかしな制度であるとJR東日本に苦情をいえば、「チャージ残高を残さず使ってから、返却してくださいということです」というのだろうが、それならばHPにもそう書くべきだろうし、ポスターなどでも告知すべきだろう。

どうも大学の時に教わった「未必の故意」というのが当てはまりそうな、意地の悪さを感じる。

教訓:バイヤーなら、理不尽な手数料は断固として払わないようにしよう!
posted by 継之助 at 11:23| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ばいやーの怒り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月24日

不可能を可能にする方法

先日休暇をとっていたら、その日に緊急の会議が開催されていた。そこで他の部署から指示された内容を先輩から聞いて愕然とした。

絶対に不可能な指示内容だったからである。その内容を完璧に守ろうとすれば、社内にはリソースが不足している。しかもその人員を新たに雇用することは非現実的である。

その指示が意図することは、確かにやらなければならないことであったので、頭を抱えてしまった。以前にもこれに類する指示がでたことがあって、他部署の担当者に苦情を申し述べたことがあったが、解決にはならなかった。

どうしたら良いのか、考えてみたが業務時間内に思いつかなかった。だか、来客と出かけた飲み会の席でひらめいた。

その解決方法とは、業務そのものをやめてしまうことである。

要はその指示が意図することを満たせばいいのである。突き詰めて考えれば、どうしてもやらなくてはならないことは、たったそれだけである。何もその指示と今の業務と整合性を保つことが必要条件ではない。従ってその業務を放棄してしまえば良いという結論は、選択肢の中に入れておくべきである。

早速その場にいた上司にも考えを話すと、好感触を得る事ができた。後は実行プランを立てる必要がある。業務は放棄するものの、それを代わりにやってくれる外部ソースを探し、お膳立てをしてやらなければならない。

発想の飛躍も時には必要である。(酒も時には有益?)
posted by 継之助 at 09:24| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ばいやーの怒り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月08日

できる経営者になる方法

朝一番でオフィスを出て、別の会社へ向かう。
そこで打ち合わせを済ませ、昼食後、別のオフィスへ向かい、会議の司会をする。

こう書くとなんだか自分が「できるビジネスパーソン」みたいに思えてくるが、これすべて三年前には、たった三十分ですんでしまった仕事である。

一年半前には「別の会社」は二階下のフロアにあったので、打ち合わせはアポすらいらず、立ち話で終わったろう。別のオフィスは三年前には同じ部署であり、そもそも物理的な場所が同じだったから、情報の共有を目的とするその会議は開催の必要がない。(注:最初の数回はテレビ会議にしてみたのだが、回線の問題か無駄な時間が掛かりもっと効率が悪かった。)

会社の事業を切り出して別会社にしたり、部門を分割して実務部隊を別のオフィスにもっていったりした結果、まったく無駄な仕事が生じているのである。(まあ、事業の切り出しが経営的に意味がなかったというのは事実に反するが、あくまでいちマネージャーの立場からは無駄が多い。)

こんなことするなら、休暇とって温泉にでも行った方がよほど会社のためになる。表面的なことしか見えない経営者がいると、こういう結果になるということを肝に銘じておこう。

そして自らがそのような失敗を決してしないよう、他人の失敗から学ぼう。
posted by 継之助 at 06:50| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ばいやーの怒り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月04日

決裂しなかった交渉

出張先から、昨日の交渉の結果報告を。

結果的には決裂しなかった。いや、決裂させずに済んだ。間に入った二名の問題児の妨害にも関わらず、相手の技術担当者はこちらの意図を汲んで、まともな設計をしていてくれたのだ。こちらとしては、冷静な議論の時点でそのことが理解できたので、私は切り札を切らずに済んだ。

しかしながらこれは完全に結果論であり、相手の営業には、嫌味ですらない、ストレートなクレームを伝えた。

でも全くそれを理解していない様子に正直げんなりした。けっこうな役職の人なんだが、お気楽なものである。二名の問題児は早く打ち合わせが終わったので、飲みに行く算段なぞしている。誘われたが、もちろんお断り申し上げた。時間の無駄はこれ以上ごめんだ!

とりあえず一安心だが、問題児二名がいる限り、同様のトラブルが続くものと確信した。打ち手を考えなくては!

追記:新幹線に乗っていて気が付いたのだが、野立広告の看板にはぬけが目立つ。景気は良いはずだから、媒体を変えているのだろう。世の中の変化は止まらない。
posted by 継之助 at 23:09| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ばいやーの怒り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月03日

決裂するかもしれない交渉

これから大阪へ出張である。近年あまりなかったのであるが、決裂を覚悟しての交渉に望むことになった。

今回は価格交渉ではなく、どちらかというと技術的な話なのであるが、普通、交渉というのはお互いの主張があって、その差をどうやって埋めることができるかというもののはず。ところが、今回の話は先方が一方的に先方の都合で、技術的な仕様を決め、かつ(事前に打ち合わせをしていたにも関わらず、)そのことをこちらにまったく通知していなかったというところから、前提条件がスタートしている。

間に入った相手側の営業と、介在する商社の営業が両方とも「スカタン」であるため、結局私と後輩が相手側に直接乗り込むことになったのだが、その意図すらまともに伝わっていないことが、昨日判明した。間に入った担当者のレベルの低さから、ある程度予想していたことだが、こうなっては仕方がない。

私は即座に上司に「明日は場合によっては交渉の席を蹴って帰ってきます。こちらにも痛手ですが、取引を停止することもご了承ください。」と伝え、交渉の全権を委任してもらった。その後、同行する後輩に電話をかけ、「まずは冷静に実務ベースで話をしてもらいたい」「政治向きの判断は私が行い、場合によっては交渉を決裂させる」と伝え、協力を要請した。

今回の事態を招いたのは、バイヤーとしての私の不手際と言えば言えなくもない。準備不足と言われればそれまでである。しかし、取引開始前から数年に渡る地道な努力が、全く無に帰するような事態であるから、自分としては今回の判断は正しいと思っている。

結果は後日。
posted by 継之助 at 06:13| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ばいやーの怒り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月15日

お役所の壁

もう昨年のことになるが、海外から人を招聘しなくてはならず、入国手続きを担当したことがある。

社内には殆ど前例がなく、誰に聞いても手続きがわからないため、役所のホームページで調べて書類を整えた。それでも不安だったため、行政書士による申請代行をお願いしようとした。

法務部門に行政書士を紹介してもらったが、専門が違うと断られたため、またまたホームページで調べて直接事務所まで相談に行った。

するとおかしなことがわかった。行政書士から準備するように言われた書類の数が、お役所のホームページのそれよりも多いのだ。行政書士に確認すると、「お役所が表向き要求する書類は最小限のものです。実際には手続きをスムーズに済ませるためには、他の書類が必要なのです。」と言われた。行政書士は当局に顔が聞くらしく、通常は申請から二ヶ月かかる許可を一週間でもらったことがあると話していた。

行政書士がプロフェッショナルな対応をとっていると言えばそれまでだが、お役所の方ももう少し万人に平等な対応を取れないのだろうか?

これでは一部の利権者だけが得をすることになってしまう。税金で運営されている組織である以上、最初から手続きを懇切丁寧に解説するぐらいのことはしてもよいのではないだろうか?

会社でも本社対工場や、間接部門対現場などの構図で往々にしてあることですが。
posted by 継之助 at 08:25| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ばいやーの怒り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月09日

仕事は命がけ?


過大な、しかも増え続け、いつ果てるともない仕事。自分が駄目な人間に思えて来るような、答えのない仕事。

誰も助けてくれない様な気がすることもあるだろう。周囲には相談する相手が居ないこともあるだろう。つらくてつらくて、会社に行きたくなくなることもあるだろう。

それでも自殺してはいけない。

きつい仕事はいい経験になるということを常々公言している私であるが、程度問題である。はっきり言おう。

仕事なんていつ放り出してもいいものなのである。本当に辛くてどうしようもないのなら、会社をやめてしまえばいいだけである。どんなに辛い仕事でも命までとられることはないはずで、本当に命がけでやらなければならない仕事など、少なくともサラリーマンにはあり得ないと私は思っている。(いつか書いたが、消防士などは別である。本当に命がけだ。)

私の場合人生の中で大事なものの順位をつけると、まず自分の命、そして家族の幸福、その後にようやくやりがいのある仕事が来る。

仕事なんて所詮生きるための手段でしかない。逆説的だが、そう開き直ることで辛い仕事も割り切ることができることもあれば、理不尽な扱いへの反論を上司にぶつけることも可能だと思う。私自身はある時から、そう考えるようにしてきた。

でもそんな風に考えることが出来ない、本当に生真面目な人が世の中には多いのだ。そういう人たちにもう一度言いたい。

開き直らなくても良いのです。でももう耐えられないと思ったら、逃げ出してしまいましょう!命あってのものだねですよ。
posted by 継之助 at 06:45| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ばいやーの怒り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月30日

顧客サービスを考え直せ!

安全のため、子供に持たせていた携帯が壊れてしまったので、修理を依頼することになった。どうしたらいいのか分からないので、マニュアルにあるヘルプデスクに女房が電話を掛けるとーー。

「どうしたらいいのでしょうか?」と聞くと「近くの店舗へ持って行って欲しい。」という答えがあったそうだ。「近くの店舗が分からないので、紹介して欲しい。」というと、ヘルプデスクは九州にあるそうで、東京の地理がよくわからないらしく、四苦八苦していたが、近く(とはとても言えないが)の店舗をいくつか紹介してくれたそうだ。

結局、購入した自動車ディーラーが一番近そうなのでそこへ行くと、すまなそうに「以前は修理対応をやっていたが、電話会社の意向で扱えなくなった。ヘルプデスクへ電話すれば、引き取りに来てくれることになったようだ。」との回答があった。女房に聞くと、ヘルプデスクではそんなことは一言も言っていなかったそうだ。この時点で既に無駄なことをさせられた訳なのだが、もう一軒、紹介してくれた店舗があったので、そっちに行ってみることにした。

するとそちらでは扱いはできるというものの、「電話会社に問い合わせるから20分後にまた来てくれ。」とのこと。仕方がないので目の前の本屋で時間をつぶし、再度店に行くと、受付用紙を書かされたあげく、「再度電話会社に修理番号をもらうので、30分後にまた来店してくれ。」というではないか!

この店員が悪い訳ではなく、電話会社のサービス体制がなっていないのだろう。こんなことなら最初からヘルプデスクで「店舗での受付もできますが、お手間をとらせてしまいます。引き取りサービスなら手間いらずですのでそちらをおすすめします。」とでも一言言えばいいではないか?

最近、住宅ローンの繰り上げ返済の相談でも、近くの金融機関の対応が悪く、嫌な思いをした。こちらの意図をなかなか汲んでくれず、その上、意図が分かっても「お客様の言うようなことは、出来ない仕組みになっている。」と言う。

馬鹿たれ。こちとら、金利計算まで自分でやってるんだ。そんな下らない仕組みになっている訳ないだろう!

もう一度内容を調べるように頼むと、後日電話があり、やはりこちらの言うことは可能だったそうだ。

「プロ意識」などとご大層な言葉を使うつもりはないが、せめて給料をもらうだけのことはやって欲しいものだ。上記二つの会社は顧客サービスを見直さないと、いずれやって行けなくなることだろう。
posted by 継之助 at 18:25| ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | ばいやーの怒り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月10日

穴掘って埋めろ!

ある会社の営業マンをしている友人と会った。

その会社では皆、やる気をなくしているそうだ。

その会社は、現在非常に忙しく、工場はフル生産を続けているという。これを読んでいる人はそれなのになぜ、と思うかもしれない。

理由は簡単だ。その会社では生産能力一杯まで製品を作っても作っても、赤字を垂れ流しているからだ。

「そこに穴をほれ。穴を掘ったら、きれいに埋めろ。そしてまた次の穴を掘れ。」というのを繰り返していると、大抵の人間は頭がおかしくなってしまうという。それは自分の行動に意味がないからだ。その会社の従業員もそういう状態に陥っている訳なのだ。

どうしてそうなってしまったのか?経営者が悪いのはもちろんだが、もう少し突き詰めて考えると二つの原因に行き当たる。

顧客から払ってもらえる金に見合う原価で、製品が作れるように調達価格をコントロールできなかったバイヤーがいることと、コストよりちょっとでも高い販売価格で物を売ることが出来なかった営業マンがいることだ。

対外折衝を任されているこの二つの職種についている人間は、自分が常に会社を代表して商談に望んでいることを絶対に忘れてはいけない。そうでないと全従業員を「穴を掘って埋めろ」の虚しさに追い込むことになりかねない。
posted by 継之助 at 23:30| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ばいやーの怒り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月28日

紙の偉大さについて

結論を先に言うと紙は実に偉大な発明だ!

ちょっと前に書いたe-learningとやらをやっていて、改めて紙の良さを認識した。

例えば、e-learningで何かテストをやっていたとしよう。一問目に答えた後、クリックして次の問題に飛んだら、こんな文字が目に飛び込んでくる。「第一問の答えを踏まえて、解答をしなさい。」

第一問で問われていたのが定性的な問題であったら、これでも支障はない。いくら記憶力に自信のない私でも、答えを出すのに全く問題はない。

ところが第一問は、P/LやB/Sの数値を穴埋めする問題だったらどうだろう?答えた数字を記憶しているだろうか?記憶のいい人ならできるかもしれないが、答え以外のもともと書いてあった数値を全部覚えている人などいないだろう。

そういう場合はどうするか?
もっと読みたい!
posted by 継之助 at 22:25| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ばいやーの怒り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月01日

就職活動に苦戦する女子学生に捧ぐ

就職戦線も大詰めを迎えた今日この頃、私の会社でははっきり言って内定者の確保に四苦八苦している。

リクルーターの面談に応募者が少ない。応募者が採用過程で来なくなる。内定者が翌日には辞退する。採用担当者としては、いい加減うんざりしてきたが、採用をあきらめる訳には行かない。何があっても手を抜けないのだ。(退却する軍隊の最後尾を任された気分が良くわかるような気がする。)

採用活動を担当するようになってから、私はある現象に気づいていた。バブル期以来のこの状況下で、そしてそれは実に顕著になっている。

ある現象とは、「応募者そのものの質を比べると、男子学生より女子学生が圧倒的に優秀である」ということだ。今年は更にその差が開いているという実感がある。考課者として私は女性にやや甘いという傾向があるらしいが、他の担当者に聞いても一応にそう感じているらしい。

前にも書いた通り、私の会社は良くて二流であるから、これは一流の会社が男子学生に偏って採用を増やしているということなのではないだろうか?

これは面白い傾向である。いや苦労している女子学生には誠に失礼な話だとは思う。しかし二流以下の企業が優秀な学生を採用しようと思ったら、女子学生を中心に採用すれば、比較的簡単に採用できるということなのだ。企業としてはこの状況を利用しない手はないと思う。

そして一流企業へ就職できなかったと嘆く女子学生の諸君、そんなに嘆くことはないと断言しよう!今一流の会社が10年後、20年後にも一流である保証なんかない。いや、それどころか時代に合わせて一流企業の定義なんてものは変わって行くのだ。(偶然にも昭和初期の長者番付を見る機会があったが、財閥本社を除けば、当時一番稼いでいた業種はダントツで醸造業であった。)

そんなものに惑わされる必要なんかない。地に足をつけて爪を研いでおくのだ!

女性社員を使いこなせないような企業なんて、そのうち衰退して行くのは間違いない。
posted by 継之助 at 22:19| ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | ばいやーの怒り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月18日

随意契約

会計法 第二十九条の三  契約担当官及び支出負担行為担当官(以下「契約担当官等」という。)は、売買、貸借、請負その他の契約を締結する場合においては、第三項及び第四項に規定する場合を除き、公告して申込みをさせることにより競争に付さなければならない。

上記のとおり、会計法により国の各省庁は売買・賃借・請負その他の契約を締結するには、競争入札を行うのが原則だ。例外についても規定がある。

ところが、平成16年度に中央省庁が発注した契約の70%が、随意契約だったとの報道が。

結局のところ、随意契約が必要だったかどうかについては、もっと詳しく調べないと実態は分からないが、以前にはこんなこともあった。

事務機を扱うある商社が、ある中央官庁のコンピュータシステムの構築を随意契約で引き受け、それを大手のコンサルティング会社や、大手コンピュータ関連会社に丸投げしていたというものだ。その上、システムの開発が大幅に遅れたことから結構有名になったはずだ。

その商社とは私も取引をしたことがあるが、はっきり言って自分の部署のサーバー1台ですら頼みたくもない、単なる事務機屋さんだ。少なくともこういう随意契約は許されるべきではないだろう。単にこの官庁が無知で、ベンダーを選択する力がないのか、それともよっぽど何か他の大きな理由があるのかどっちかだろう。

まあおそらく後者であったのだろうが、推測の域を出ない。

この分野にはまだまだ調達改革の手は及んでいない。

posted by 継之助 at 23:19| ☁| Comment(2) | TrackBack(1) | ばいやーの怒り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月11日

経営者の資質

採用に携わっていると「バイヤーに必要な資質は?」などと聞かれることがあるのは、前に書いた。

資質というよりスキルが大半だと考えており、継続的に努力できる人なら今何も持っていなくてもよいと私が考えていることもその時に書いた。大抵の仕事はそうなのだろうと考えているのだが。

あくまで噂話だが、会社の上層部が、「xx年入社からyy年入社までの管理職なんて不要だ。」といっているとの話が耳に入ってきた。

なんだそれ?

失礼極まりない話である。しかしながらあくまで噂話なので、こんなことであまり怒るのも大人げないか。

しかしこんな話を聞くと、やっぱり経営者には「資質」が必要なのかな?などと思ってしまう。

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2006年03月22日

いくら言っても駄目な人

マネージャーとして社内の人と接する時、部下でなくともいろいろその人を観察して、どういう人なのかを自分なりに定義づけるのが、習慣のようになっている。別にスーパーマンではないので、相手の全てが分かる訳ではないが、そんなに人の評価ができない方でもないと思っている。

しかしながら、数名どうしても理解できない人たちがいる。こちらからお願いしている業務上の連絡を必ずと言ってよい程、無視する人たちだ。我慢できなくて、電話で確認すると「忘れていました。すみません。」とちっとも済まなそうに聞こえない声でいう。そしてまた次回も同じことを繰り返す。

こういった人々に対するやり方として、私は担当時代に一つの方法を考えついた。それは三回同じことを言っても分からない奴は馬鹿だと見なしてそれ以降無視するという素晴らしく単純な方法だった。結構有効だったが、どれだけ敵を作ったのかは分からない。

さて、マネージャーとしてはこの方法を貫きたくてもそうも行かないことがある。そこでどうしているかというと、とりあえず閻魔帳をつけている。怒りを込めて、無視された回数だけバツをつけてゆくのだ。結局担当者時代と同じことをやっている訳だが、もっと悪質かもしれない。

私はそのうち、この閻魔帳を本人たちの居並ぶ前で、公表してやろうと考えている。それで反省すればよし、そうでなければこちらも相手にしなくてよい理由が、きちんとオーソライズされたことになる訳だ。

こんなことばかりやっているから、子供っぽいと思われるのかもしれない。
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2006年03月15日

学生との対話(その二)

一昨日に続き、今日も学生相手の会社説明会に参加。

資料を配り、パワーポイントで仕事の内容などについて概要説明をし、その後質疑応答というスタイル。パワーポイントの資料は、毎回反応を見て少しずつ改善を加えている。これでどうして結構気を使っているのだ。やっぱり優秀な人材の確保は、企業の根幹に関わる問題ですからね。

我々の座っている席のすぐ前にいくつかいすを並べて説明するのだが、なんと今日は前に座るなり寝ている奴が出現した!これはある意味大人物なのかもしれない、こいつは是非採用せねば!などといくら非常識な私でも思うはずがなく、しっかり名前をチェックさせて頂いた。

このブログを見ていることはないだろうが、一言言わずにはいられない。「君はいったい何をしにきたのか?眠いなら説明会になど出ずに家で寝てろ!そうすればこっちも不愉快に成らずに済むし、君も評価を下げずに済んだはずだろ。」

それはともかく、今日は営業の説明会が実施されず、管理部門だけだったのだが、「なんでも聞いてください。」と言ったら、「あの、なんというか、今日説明に来ている人たちになかで、あなたたちだけ雰囲気が違うんですが?」と言った人がいた。

「あなたは鋭い!そう、我々バイヤーは管理部門とはちょっと違うんです。」と言っておいたが、単に私たちが「変な人たち」だったのかもしれない。
posted by 継之助 at 23:11| ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | ばいやーの怒り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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