2010年01月18日

会社の外で稼いでハッピー!?

サラリーマンのための「会社の外」で稼ぐ術
ハッピー・リタイアメント
の二冊を同時に読了。

柴田英寿さんの論旨には、ほぼ全面的に賛同。サラリーマンというリスクの「比較的低い」仕事を確保しながら、会社の外で稼げるなら、言うことはない。実際には会社に言うことを聞いてもらうためには、結構仕事をこなさないといけないはずだけれど。

ただ、最後が不動産投資なんですかねえ。そこのところが正直良くわかりませんでした。

浅田次郎さんの「ハッピー・リタイアメント」は最初ぎょっとした。(死語?)舞台となる「全国中小企業振興会」なる組織に聞き覚えがあったからである。資本金1000万円超の会社に御勤めのバイヤーなら、おわかりかもしれない。下請法に関わる講習会をやっている法人にそっくりな名前なのだ。ちなみに本物(?)の名称は「全国中小企業取引振興協会」である。

それはともかく、三人の主人公がいい。「ノンキャリの悲哀」を吹き飛ばす、ユーモラスだけど気骨を感じさせるキャラクター。浅田さんの作品はそんなに読み込んでいる訳ではないが、キャラクターの描き方が好きなんだよね。

二冊ともおすすめである。



posted by 継之助 at 23:20| ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | ばいやーの図書室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
浅田次郎さんはお涙頂戴とわかっていてもやられてしまいますね。ぼくは、「角筈にて」(だったかな?)という短編が良かったです。
Posted by てつ at 2010年01月25日 14:48
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