2010年01月31日

ITは世界を変えるか?

今月、購買ネットワーク会のイベントが立て続けに行われた。

16日の「2010年を読み解く」では、初めての試みとして、Twitterへの書き込みが会の参加者によって行われた。

23日の「第6回関西ネットワーク会」では関東から潜入した工作員(?)により、Skypeの会議機能を使っての遠隔地参加とTwitterでの書き込みが試された。

そして、30日の「第24回購買ネットワーク会」では、USTREAMを使って、会の様子が全世界へ生中継された。(もちろんTwitterも継続!)

私自身は16日しかリアルには参加していないが、あとの二回は自宅で参加できた。

正直に言おう。私は最近パソコン雑誌もろくに読んでいない。インターネット以降のITの進化が先進的な一部の人の生き方を変えることはあっても、自分の身の回りのことを劇的に変えることはない、と高をくくっていたのだ。

実際に会社では、情報セキュリティが強化されてノートPCの持ち出しが制限されたり、パスワードをいくつも入力しないと仕事ができなくなるなど、進歩だか退化だか分からないような出来事がいくつも起こっていた。(この辺りの事情はこの記事を参照ください。)

自分の身の回りの変化と言えば、公衆無線LANサービスを使って喫茶店で原稿を書いたりするぐらいで、パソコンこそ新しくなったが、10年前と同じ機能しか使っていないことに気づいたりもする。

ところが、状況は一変していたのである。一歩会社というところを離れれば、という前提付きではあるが。TwitterやUstreamは情報発信と情報伝達というもののコスト構造を劇的に変え、そのことによって、質すらも変えてしまっていた。画像や音声の質という点さえきちんと考慮すれば、もはや報道に関してマスコミは無意味である。それどころか、きちんとした評論ができないマスコミなど、害悪でしかなくなってしまった。

いやいや「一歩会社というところを離れれば」という表現は正しくない。この流れをキチンと会社の中で定義づけることができない会社は、早晩衰退してゆくに違いない。

別に会社でTwitterを使う必要はないだろう。(使った方がいいとは思うが)それよりも、世の中の情報の流れが、マスコミを中心としたBtoBもしくはBtoCの流れから、PtoP(Person to Person)もしくはP×Pに変ってしまったことを正確に理解する必要がある。

ITは世界を変えるか?

その問いに対して、もはや私はYesと答えざるを得ない。
posted by 継之助 at 09:52| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ばいやーの独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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