2010年07月11日

いままでにない、購買本

購買ネットワーク会の友人たちが本を出した。

「調達・購買“戦略決定”入門」というのが、その題名である。当人たちは企画を立ち上げた当初、「難解本プロジェクト」と呼んでいたのを記憶しているが、確かにサッと読み流すことのできるようなタイプの本にはなっていないという印象を受けた。

そこで提案。この夏休みに「宿題」として読んでみるのはどうだろう?読書感想文を書くのではなく、誰か他人に説明する前提で精読するのだ。

おとなの夏休みの過ごし方としては、かなり上等な部類に入ると思うのだが、如何。



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2010年06月04日

締め切り間近です!

緊急連絡です!
来る6月19日、第三回目のBuyers' HUBが行われます。もうそろそろ定員に達しそうで、締め切り間近とのこと!

ネットワーク会や私塾などと違い、単なる飲み会なので、気楽に参加できます!というのが売りなのですが、とはいえいつもながら参加するメンバーが豪華。日本の購買界を引っ張る方々が多数参加されます。

そういえば、テレビでおなじみのあの方もたしか。
ここからお申し込みできます。

申し込みするなら、今が最後のチャンスです!是非!
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2010年05月12日

Buyers' HUBだよ!

来る6月19日、第三回目のBuyers' HUBが行われます。

ネットワーク会や私塾などと違い、単なる飲み会なので、気楽に参加できます!というのが売りなのですが、とはいえいつもながら参加するメンバーが豪華。日本の購買界を引っ張る方々が多数参加されます。

そういえば、テレビでおなじみのあの方もたしか。
ここからお申し込みできます。
posted by 継之助 at 06:36| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ばいやーの独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月10日

候補者の願い・面接官の論理

採用面接の季節がやってきた。

継之助の会社はこてこての日系企業なので、新卒定期採用が採用のメインである。面接では毎年のように悲劇が起こり、無駄な時間が費やされる。

候補者には、採用して欲しいという願いがある。自分を売り込むために、些少なエピソードを膨らませ、自分が如何にポテンシャルを持った人間であるのかを、一所懸命アピールしようとする。その結果、面接官は同じようなエントリーシートを何枚も何枚も見ることになる。

1)留学した人は必ず、引っ込み思案でホームシックになり、パーティを開いたりしながら現地にとけ込もうと努力し、その努力は報われる。

2)サークル活動を立ち上げた人は必ず、方向性の不一致に悩み、皆と積極的にコミュニケーションを取ることで、皆を一つにまとめあげる。

3)アルバイトをはじめた人は必ず、改善案を先輩に提案し、あえなく拒絶されるが、粘り強く取り組み、先輩も分かってくれて最後にはリーダーをまかされる。

極論しよう。全てのエントリーシートは上記の三つのパターンに集約される。その結果何が起こるか?

面接官はその部分を見ない。少なくとも全く採用の参考にはしない。候補者の願いと面接官の論理がミスマッチを起こしているのである。

もう一つ候補者の勘違いがある。企業は優秀な人材から順番に採用しているのだという思い込みである。

毎年もったいないと思うのだが、自分の持っているスキルと採用側の欲しいSpecとが全くかみ合っていないケースがある。そういう場合、どんなに優秀な候補者でも、面接官は採用しない。顔を見合わせ、「随分優秀な人だね。どうしてこの会社に応募してきたんだろう。xxx業界なんかなら、一発で合格だろうにね」と言って書類をシュレッダーにかけて終了である。

どんな人が欲しい、ということは説明会なんかで伝えているのだけれど今は何十社もエントリーする人が多いから、そんなこといちいち理解していないのだろう。

やっぱり通年採用の方が無駄がすくないのではないかと考え始めている、今日この頃である。


posted by 継之助 at 07:17| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ばいやーの独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月13日

購買学会設立宣言書

購買界(?)を盛り上げる。バイヤーの地位向上を目指す。本当に微力ながら、そのためにいろいろなことをやってきたつもり。でも一つどうしてもやらなくてはならないと思っていることがあった。

購買学会の設立である。

最初は大層なことでなくても構わない。でも営利を離れて純粋にレポートや、調査を公表し、購買のベンチマークを提供できる。そんな機能が絶対に必要だと思う。

という訳で、ここに購買学会の設立を厳かに宣言したいと思う。企画に参加したい方は、連絡ください!

posted by 継之助 at 23:10| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ばいやーの独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月11日

万年主任に捧げる鎮魂歌

「7割は課長にさえなれません 終身雇用の幻想」読了。

ええ、おっしゃる通り、バブル前入社の大卒正社員ですが、私も課長にさえなってません。というか、既に「課長」という職が会社には殆ど存在しないのである。

「なんとかリーダー」「なんとか役」「なんとか付」「なんとか補佐」が乱発されていて、フラット化と言えば言えなくもないが、「無責任体制」という方が正確な気もするのである。だって、ラインの仕事も、スタッフの仕事も(質こそ変化していても)やっぱり存在しているのだから。

責任をはっきりさせるためにも、ラインの長ははっきりと、「課長」「部長」と名乗らせ、スタッフは「スタッフ」と名乗らせても良いのではないだろうか?

閑話休題。

本書は、「若者はなぜ3年で辞めるのか?」の続編として書かれた。継之助のような「中高年」のサラリーマンには、読むのがつらい本の一つである。

もちろん難しいからではない。

そこに書かれていることが否定しようのない事実であるからだ。それなのに自分たちは今まで終身雇用と年功序列をどこかで肯定しつづけ、ここまで来てしまったという忸怩たる思いがあるからである。そして、自分たちはその幻想に確実に裏切られ、しっぺ返しを食らうことも、ほぼ確実である。

今からではもう遅いこともある。が、まだ間に合うこともあるはずだ。そう思ったら、少しずつ行動に移すしかない。

だれのものでもない、自分の人生なのだから。


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2010年01月31日

ITは世界を変えるか?

今月、購買ネットワーク会のイベントが立て続けに行われた。

16日の「2010年を読み解く」では、初めての試みとして、Twitterへの書き込みが会の参加者によって行われた。

23日の「第6回関西ネットワーク会」では関東から潜入した工作員(?)により、Skypeの会議機能を使っての遠隔地参加とTwitterでの書き込みが試された。

そして、30日の「第24回購買ネットワーク会」では、USTREAMを使って、会の様子が全世界へ生中継された。(もちろんTwitterも継続!)

私自身は16日しかリアルには参加していないが、あとの二回は自宅で参加できた。

正直に言おう。私は最近パソコン雑誌もろくに読んでいない。インターネット以降のITの進化が先進的な一部の人の生き方を変えることはあっても、自分の身の回りのことを劇的に変えることはない、と高をくくっていたのだ。

実際に会社では、情報セキュリティが強化されてノートPCの持ち出しが制限されたり、パスワードをいくつも入力しないと仕事ができなくなるなど、進歩だか退化だか分からないような出来事がいくつも起こっていた。(この辺りの事情はこの記事を参照ください。)

自分の身の回りの変化と言えば、公衆無線LANサービスを使って喫茶店で原稿を書いたりするぐらいで、パソコンこそ新しくなったが、10年前と同じ機能しか使っていないことに気づいたりもする。

ところが、状況は一変していたのである。一歩会社というところを離れれば、という前提付きではあるが。TwitterやUstreamは情報発信と情報伝達というもののコスト構造を劇的に変え、そのことによって、質すらも変えてしまっていた。画像や音声の質という点さえきちんと考慮すれば、もはや報道に関してマスコミは無意味である。それどころか、きちんとした評論ができないマスコミなど、害悪でしかなくなってしまった。

いやいや「一歩会社というところを離れれば」という表現は正しくない。この流れをキチンと会社の中で定義づけることができない会社は、早晩衰退してゆくに違いない。

別に会社でTwitterを使う必要はないだろう。(使った方がいいとは思うが)それよりも、世の中の情報の流れが、マスコミを中心としたBtoBもしくはBtoCの流れから、PtoP(Person to Person)もしくはP×Pに変ってしまったことを正確に理解する必要がある。

ITは世界を変えるか?

その問いに対して、もはや私はYesと答えざるを得ない。
posted by 継之助 at 09:52| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ばいやーの独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月18日

会社の外で稼いでハッピー!?

サラリーマンのための「会社の外」で稼ぐ術
ハッピー・リタイアメント
の二冊を同時に読了。

柴田英寿さんの論旨には、ほぼ全面的に賛同。サラリーマンというリスクの「比較的低い」仕事を確保しながら、会社の外で稼げるなら、言うことはない。実際には会社に言うことを聞いてもらうためには、結構仕事をこなさないといけないはずだけれど。

ただ、最後が不動産投資なんですかねえ。そこのところが正直良くわかりませんでした。

浅田次郎さんの「ハッピー・リタイアメント」は最初ぎょっとした。(死語?)舞台となる「全国中小企業振興会」なる組織に聞き覚えがあったからである。資本金1000万円超の会社に御勤めのバイヤーなら、おわかりかもしれない。下請法に関わる講習会をやっている法人にそっくりな名前なのだ。ちなみに本物(?)の名称は「全国中小企業取引振興協会」である。

それはともかく、三人の主人公がいい。「ノンキャリの悲哀」を吹き飛ばす、ユーモラスだけど気骨を感じさせるキャラクター。浅田さんの作品はそんなに読み込んでいる訳ではないが、キャラクターの描き方が好きなんだよね。

二冊ともおすすめである。



posted by 継之助 at 23:20| ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | ばいやーの図書室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月07日

お上理不尽!

「ずるい!? なぜ欧米人は平気でルールを変えるのか」を読んだ。

これを読み終えた昨日の夜、ちょうどケーブルテレビで「上意討ち 拝領妻始末」をやっていた。ご存じない方も多いと思うが、この奇妙な題名の映画は、殿様の勝手で側室を押しつけられた家臣が、上意という名のわがままに翻弄される悲劇を描いた傑作である。三船敏郎が主演だが、記憶に間違いがなければ、加藤剛主演でドラマ化もされたはずである。

そのドラマの方で印象に残っているのが、ラストシーン。

結局、側室の生んだ子がお世継ぎになり、側室はまた殿様に召し上げられる。その後いろいろあって、結局側室と家臣は死に、残った隠居(家臣の父)が討手を切り捨て切り捨て叫ぶ。「お上理不尽!」

理不尽であろうともルールはルール。そんな世の中に我慢に我慢を重ねたあげくに、息子と嫁の命を奪われた。失うもののなくなった隠居の悲痛な叫びは心を打つ。実に日本人的な美学である。

で、それは美学に過ぎず、国際的に通用するルールではない、というのがこの本の主旨と言ってよいであろう。これ以上中身に触れることは慎むこととするが、一読の価値があると思う。

posted by 継之助 at 23:28| ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | ばいやーの図書室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月01日

一年の計

元日、今日は何にもしない贅沢を味わう日である。実は初詣に行ったのだが、あまりの混雑ぶりに恐れをなして帰ってきた。我が家には行列に並ぶ趣味の持ち主は一人もいないのである。

で、ぼーっとしていたところへ、母から電話が入る。「天気はどう?」と言うので、何の気なしに「もちろん快晴だよ」と応えると、「こっちは最悪よ。こっちへ来て雪かきをしてよ」と暗い返事が帰ってきた。

母も継之助も関東出身なので、うっかりしていたのだが、今母は日本海側に住んでいるのだ。それでも温暖化の影響なのか、雪の正月なんてあまりなかったので油断していると、ときどきこういうことがある。関東は冬晴れが当たり前で、「冬は天気が良い」というイメージを持っている人が多いが、実は冬型が強まると、日本の殆どの地方では天気が悪いのだ。

早々に子供に電話を替わって母をごまかし、冬晴れを満喫できる身に感謝した。

さて、昨年は私的に忙しくなったため、このブログの更新頻度が低下した。書けないネタも増えてきてしまって、一時はブログの閉鎖も考えたくらいである。次第に購買ネットワーク会への参加もままならなくなり、幹事は退任することにした。あまり、無理をしても続かないので、戦線の整理を心がけた訳である。

今年も私的な忙しさは昨年以上になることが必至であり、公的な場へ出て行く頻度は減って行くに違いない。であるからこそ、情報発信の手段の確保と、質の向上を心がける必要があるのだ。

で、このブログはやはり情報発信の貴重な場であると、再定義し、継続してゆくこととした。その他にも平日夜を中心に出来る限り、情報発信の場を確保したいと考えている。

2010年代というのは、企業にもそこで働く人にも「変革」を迫る年代になるものと考えているが、その中で自分に何ができるのかをもっと突き詰めて行きたい。
posted by 継之助 at 16:14| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ばいやーの独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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